一人ひとりの「個性」を大切に
「自分で生きる力」を育てる

一人ひとりの「個性」を大切に
「自分で生きる力」を育てる

様々なハンディをもった人たちが、
生まれ育った地域で 楽しく、明るく、
心豊かな社会生活が送れるようにとの思いで
1996年に設立しました。
クッキー・ケーキつくり、さき織りなどの制作
雑貨作りなど、利用者に合わせたカリキュラムを
地域社会で主本的に生活していく場としています。
2008年4月に生活介護に移行しました。

 
 

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ハンディのある人の療育
ー継続することの大切さー

 

重度のハンディがあり喋れない子供たちに驚くほどの数の読み聞かせをして、数年後には文字を覚え喋れるようになったというドーマンの本を読んだことがあります。
私にも喋れない我が子がいますが、なるべくたくさんの本を読んでいます。
ちゃんと子供の目線に本を置いて、しっかり見ている状態で読みます。
本を読みながら2人でニコニコしたり楽しい時間を過ごす事が大事なことだと思います。
もう一つしているのは、ビッツカードでカードに食べ物・動物・乗り物等の絵を貼り、裏にひらがなで物の名前を書き、1回目はフラッシュで見せていき、2回目は物の属性を教えながらゆっくり見せていきます。
私の子供もしゃべれなくてもほとんどの会話を理解するようになりました。
 
療育に大切なことは短い時間でもいいから毎日続けるということ、楽しみながらする事がとても大事だと思っています。
アリスの家でも一人一人に応じた取り組みをして、得意な所を見つけてあげる。
例えば、クッキー関連の仕事やさき織りにしても、すこしの時間でいいから毎日続けていけば上手になって1人でも出来るようになり、そのことはその人にとって喜びと同時に関わった支援員にとってもすごい幸せなことだと思います。
 
私はドーマン・デラカート法に加え情緒面を大切にした小笠原理論を実践されている神戸障がい児研究所で15年間学ばせていただきました。
【その人の身になって考える事】
【愛は与える物ではなく愛を見せてあげる事】
この教えは私が25年以上前ワークショップアリスの家を開所した時の理念と方向性のもとになっています。
これからもその言葉を忘れずに、アリスの家を運営していきたいと思います。


ワークショップ アリスの家の設立から29年になります
最初は無認可の作業所からのスタートでした。
上記のアリスの家の理念は設立時のもので、今でもその思いは変わりませんが
長い間ハンディのある方と共に歩んできて、外に向かうだけでなく内に向かっての、もう一つの大切なものがあることに気がつきました。
見えないものに価値があること想像力(創造力)を豊かにすることが大切だという思い自分らしく生きればいい、これからもみんなの心に寄り添って歩んでいきたいと願っています。
               
  理事長 原田 淳子

 
 

1996年4月 

無認可作業所 アリスの家 設立

2002年4月

特定非営利活動法人 ウィング 設立

2003年

社会福祉法人の資格取得

2005年4月

アリスの家 Ⅱ 設立